VGM格納庫

Video-Game Music Registry:好きなゲーム音楽を隔日更新で紹介します。

#034 『英雄の証』(甲田雅人/モンスターハンター/PS2)

www.youtube.com

カプコンがおくるハンティングアクションモンスターハンターより、

甲田雅人作曲、『英雄の証』。

メインテーマで、オープニングやエンディングなど様々な場面で流れます。

獲物を狩るという単純明快な目的を掲げて登場した本作。プレイヤーはモンスター討伐の依頼を受けて狩猟するハンターとして、単独で大物狩りをしたり、狩りを通じて採集した素材で武器を精製したり、強い武器を使ってオンラインで仲間と協力して大型モンスターに挑んだりすることになる。シンプルなゲーム性と、狩りの面白さを突き詰めた豪快な戦闘システムが特徴で、その奥深さゆえに特にマルチプレイで一世を風靡した仕上がりとなっている。

本作の音楽を担当するのは甲田雅人氏と柴田徹也氏。甲田氏は元カプコン所属(当時すでに退社済み)で現在は音楽制作会社デザインウェーブに在籍している作曲家で、柴田氏は当時カプコンに所属していた作曲家である。スタッフロールのコンポーザー欄ではこの二名のみだが、他にも一部サウンドディレクターのMomora氏が作曲しているものや、音楽制作会社イマジン所属の浜口史郎氏が編曲しているものもある。本作では終わることのない活劇のムードを盛り上げるべく、熱く滴るように流れる豪快なオーケストラサウンドが揃っている。サウンドトラックはビジュアルブックレットとあわせて書籍形式で発売されたほか、後発の作品のサントラやアレンジアルバムなどにも頻繁に本作の楽曲が収録されている。

本作、ひいてはシリーズ全体の代表曲であり、以降何度もアレンジされることとなるのがこの曲である。オープニングやエンディングなど、ここぞというときに必ず流れるメインテーマとして、これ以上ないくらいふさわしい壮大なオーケストラ仕立てになっている。甘美なストリングスの音色と、焦らしながらテンションをあげていくブラスのアンサンブルによる直情的な旋律が、世界の広大さと戦闘のスリル、自由度の高さをひとまとめに反映している。曲名の格好良さも相まって、ハンターたちの心を鷲掴みにして離さないような一曲である。

ラオの最終防衛戦でこの曲のショート版が流れたときには盛り上がらざるを得ないですね。