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Video-Game Music Registry:好きなゲーム音楽を隔日更新で紹介します。

#039 『レインボーロード』(永田権太・田中しのぶ/マリオカート ダブルダッシュ!!/GC)

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任天堂がおくるレースゲーム・マリオカートより、

永田権太・田中しのぶ作曲、ダブルダッシュの『レインボーロード』(仮称)。

同名のコースで流れます。

マリオカートシリーズの4作目として、現時点で唯一二人乗りを搭載し、独特なシステムを取り入れた本作。据え置き機としては96年に発売された64版以来7年ぶりのシリーズ作品で、グラフィックの大幅な進化によりレースの躍動感が生き生きと伝わるようになった。二人乗りという特性を活かして、専用のブロードバンドアダブタがあれば16人まで同時にプレイでき、キャラもカートも個性派揃い、大胆なカメラワークやステージ構成と相まって意欲的な仕上がりとなっている。

本作の音楽を担当するのは永田権太氏と田中(現姓は永田)しのぶ氏。ともに任天堂に所属する作曲家で、永田氏は64から、田中氏は本作がシリーズ初参戦である。二人乗りというコンセプトからか作曲も二人体制でおこなっていて、ゲームキューブにハードを移行したことでよりお祭り気分を後押しするような表現力豊かなマリカーサウンドを堪能できるようになっている。サウンドトラックは未発売のため、曲名は便宜上の仮称とする。

シリーズ恒例の最終ステージ・レインボーロードは、虹の上を走る幻想的なステージで、作品ごとに共通のコンセプトを共有しつつ、毎回一新されるコースレイアウトと雰囲気が特徴である。本作のレインボーロードは大都市の上空を征くというスリリングな設定で、道幅が狭く起伏の激しいステージ構成は、歴代最高難度と評されるほどである。そこで流れるこの曲は、冒頭にスーファミ版の、サビに64版のメロディーを取り入れることで、懐かしくも新しい雰囲気を演出している。グラフィックの進化に伴ってグラデーションをするようになったコース模様、ダイナミックな急カーブやジェットコースターを彷彿させる急上昇区域など、見応えとやり応えたっぷりのステージを、そのアップテンポなビートと派手なブラス音とが、踊るような軽快さをもって表現していて、聴き応えも十分な仕上がりとなっている。

非常に落っこちやすいコースですが、そういうハラハラした感じもよく出ていますね。スーファミ版(上、岡素世さんによる)と64版(下、永田さんによる)もあわせてどうぞ。

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