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Video-Game Music Registry:好きなゲーム音楽を一日一曲を目安に紹介します。

#107 『The end of messenger』(阿保剛/STEINS;GATE 0/PS3・PS4・PSV)

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大切な人を救えなかった絶望の世界を描くシュタゲの続編・0より、

阿保剛作曲、『The end of messenger』。バッドエンドの曲。

空前の大ブームを巻き起こしたSTEINS;GATE。本作は幾重にも分岐し得る結末のうち、ヒロインを救えぬままにもっとも陰鬱な世界線を選び取ってしまった主人公・岡部倫太郎のその後を描いた作品として、前作から6年の時を経て登場した。持ち味のハードSFな雰囲気を活かした、重厚で濃密なシナリオは本作でも健在である。

本作の音楽を担当するのは前作から引き続き阿保剛氏。ボーカル曲に関してはこちらも前作同様に志倉千代丸氏などが参加しており、無印時代に築き上げた世界観をそのまま引き継いだサウンドとなっている。シュタゲを語るうえで欠かせない前作のメインテーマ『GATE OF STEINER -Main Theme-』も、いくつかの新規アレンジを引っ提げて満を持しての再登場を果たした。

諦観に満ちた世界線、そこで勇気を振り絞って踏み出した一歩さえもが報われなかったバッドエンドで流れるこの曲は、本作のメインテーマ『Messenger -main theme-』のアレンジである。深く、奈落の底へと誘うような重苦しいピアノの音色から始まり、そこにゆっくりと、徐々に盛り上がるように添えられるストリングスの音色が、次いでサビの部分で奏でられる笛の音とトライアングルの金属音にメランコリックな印象を強めさせる。さらに同じ主旋律をストリングスがカバーすることで、心が張り裂けんばかりの失意を何重にも表現している。最悪の物語における最悪の結末にふさわしい、最上の悲哀を音の一つ一つに滲ませている。

メインテーマのほうもかなり暗めな曲調なのですが、この曲にはどこか、暗さの限界を凌駕した真の絶望が潜んでいるような気がします。今まさにアニメが放送されている最中ですので、劇中でこれらの楽曲がどんなふうに使われるのか、楽しみですね。『Messenger -main theme-』、あわせてどうぞ。

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