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Video-Game Music Registry:好きなゲーム音楽を一日一曲を目安に紹介します。

#116 『vs 和風な妖怪』(西郷憲一郎/妖怪ウォッチ2 元祖/本家/3DS)

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社会現象とすら評される大ヒットを飛ばした妖怪ウォッチより、西郷憲一郎作曲、

2の『vs 和風な妖怪』。その名の通り、和風な妖怪とのボスバトルで流れる戦闘曲。

発売当初は新規IPとしては上出来な数値を記録したものの、売り上げの伸び率はやや限定的だった妖怪ウォッチ。口コミやアニメの放送を受けてじわじわと人気を集めていき、ついにはミリオンセラーにまで達する異例の大ブレイクとなった。続編の2ではバージョン別で発売されることとなり、こちらは早くも2週目でダブルミリオンに到達する爆発的な勢いを見せた。前作同様に個性豊かな妖怪たちと友達になりつつ、本作では過去にタイムスリップして妖怪ウォッチ誕生の謎に迫るという大胆な筋書きとなっている。

本作の音楽を担当するのはレベルファイブ所属の西郷憲一郎氏。シリーズ通して単独で作曲している氏は、前作を遥かに凌駕する楽曲の数を本作のために作曲した。幅広い世代に親しまれることを念頭に、キャッチーで明快なメロディーラインをつくるというコンセプトのもと、ちょっぴり不気味だったりちょっぴり和風だったりといった、妖怪を題材にしているからこその曲調が特徴である。

パロディ要素やコミカルな描写が多い、どこかおちゃらけた雰囲気が漂う本作において、カブキロイドなどのボス戦で流れるこの曲は、本格的な和とロックの融合である。尺八や三味線といった和楽器をふんだんに用いながら、シャープなエレキギターの音色を組みあわせることで、戦闘曲にうってつけな派手な昂揚感を生み出すとともに、和の心に染み渡る穏やかな郷愁を誘う。ループ直前の間奏において、怒涛の三味線のあとに続く、本作ならではのおどけた音使いが、いつ何時も遊び心を忘れない姿勢を彷彿させる。

古風な民族楽器に今時なエレキサウンドが混ざる、というのは過去と現在をテーマにしている本作にぴったりな音のチョイスですね。大いに結構。