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Video-Game Music Registry:好きなゲーム音楽を一日一曲を目安に紹介します。

#130 『ICLUCIAN DANCE』(Falcom Sound Team jdk/イースVIII -Lacrimosa of Dana-/PSV)

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英雄伝説シリーズと双璧を成す日本ファルコムの看板シリーズ・イースより、

Falcom Sound Team jdk(宇仁菅孝宏・園田隼人)作曲、8の『ICLUCIAN DANCE』。

トワル街道やロディニア街道などで流れます。

2017年にシリーズ30周年を迎えたイースシリーズ。前作から7年ぶりの新作ということで大きな期待とともに送り出されたナンバリング8作目の本作は、永遠に呪われた島・セイレン島という無人島を舞台に、おなじみアドルと、彼の夢のなかに現れる少女・ダーナの二人が主人公を務める。疾走感が増したアクションと探索し甲斐のあるフィールド、ダブル主人公によって紡がれるシナリオは、どれも好評を博している。

本作の音楽を担当するのは日本ファルコムお抱えのサウンドチーム・Falcom Sound Team jdkの面々。現在所属しているリーダーの園田隼人氏と宇仁菅孝宏氏が作曲を手掛け、加えて神藤由東大氏と真我光生氏が編曲を担当している。本作でも熱く滴るようなメロディを得意とするファルコムらしい楽曲が多く揃っていて、またPS4の移植版ではボリュームアップに伴っていくつかの新曲を追加しているなど、相変わらずサウンド面に力を入れている様子が窺える。

中盤以降、終盤にかけて訪れることになるトワル街道およびロディニア街道、その他各地で流れるこの曲は、奮迅の勢いで奏でられるストリングスの爆発的なイントロから始まる。力強く反復するピアノの煌びやかな高音の上を伸びやかに駆け回るストリングスの音色は、そこにさらにエレキギターの重低音を響かせることで、爽快でありながら重厚な空気感を形作る。最後のサビに入る直前に待ち受ける、強烈なイントロと肩を並べるほど熾烈な、豪快な溜めと怒涛のストリングスが、続くラストスパートでの清涼感と焦燥感を見事に体現している。

題名にあるイクルシアンというのはヒロインのダーナ=イクルシアから来ているはずですから、まあ広い意味でダーナのテーマみたいなものかもしれません。ところでイントロが3の『翼を持った少年』に似ているという意見を見かけたので聴き直してみたら、たしかにその通りですね。

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