VGM格納庫

Video-Game Music Registry:好きなゲーム音楽を一日一曲を目安に紹介します。

#176 『vs カミナラス五郎』(西郷憲一郎/妖怪ウォッチ3 スシ/テンプラ/3DS)

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日本を飛び出し新天地USAでの冒険をも描く妖怪ウォッチ3より、

西郷憲一郎作曲、『vs カミナラス五郎』。カミナラス五郎戦の曲。

積極的なメディアミックスが功を奏して爆発的なヒットを飛ばした妖怪ウォッチシリーズ。ナンバリング3作目にあたる本作は、前作と同様に2バージョン(のちにマイナーチェンジを加えて3バージョン)発売され、USAへと引っ越すことになったおなじみのケータくんに加え、癖の強い新主人公イナホを迎えたダブル主人公制を取っている。舞台の一新と、タクティクスメダルボードと呼ばれる戦闘システムの導入により、従来にない世界観の広がりを見せた。

本作の音楽を担当するのは西郷憲一郎氏。氏はバスターズや三国志などのスピンオフ作品や、映画やアニメも含めてシリーズすべての作曲に携わっている。本作ではもともとおもちゃ箱をひっくり返したかのような遊び心あふれる多彩さで知られる妖怪ウォッチサウンドに、USAと日本を行き来するという新要素を踏まえて、さらに幅広いジャンルの楽曲を取り入れている。

かつてジャズドラマーとして活躍していた経緯を持つカミナラス五郎は、ストーリーの後半で戦うことになるマフィアの一味である。そんな彼との戦闘で流れるこの曲は、彼の肩書きにふさわしいスウィング風のノリノリな一曲である。ジャズ全開の愉快なメロディーラインに、踊るように暴れ回るドラムが合わさって、疾走感たっぷりの軽妙なグルーヴを生み出す。途中、「来たか!」という掛け声とともに魂のドラムソロと呼ばれるスキップ不可能なムービーが挿入され、しばらく三味線も交えた和ロック調のサウンドを披露したのち、また元のジャズに逆戻りする仕掛けが用意されていて、エンターテインメント性にも優れた仕上がりとなっている。

妖怪ウォッチGOならぬワールドが電撃発表・配信されたのを受けて、シリーズのうち一際印象深いものを取り上げてみました。