VGM格納庫

Video-Game Music Registry:好きなゲーム音楽を一日一曲を目安に紹介します。

#188 『Angel Halo』(濱本理央/リッジレーサー3D/3DS)

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3DSのローンチタイトルにしてシリーズ第10作目にあたるリッジレーサー3Dより、

濱本理央作曲、『Angel Halo』。レース曲の一つで、意味は「天使の光輪」。

ナムコのレースゲームとして名を馳せるリッジレーサーシリーズ。これまでにもいくつかの作品で、先陣を切って新ハードの性能を試す役割を果たしてきたが、本作もその例に漏れず、3DSの発売と同時にローンチタイトルとして登場した。発売前から散々懸念されていた通り、グラフィック面での粗さが目立つものの、立体視に対応した白熱のレースバトルは、リッジらしさを引き出した手堅い仕上がりとなっている。

本作の音楽を担当するのは濱本理央氏をはじめとする多数の作曲家たちである。佐宗綾子氏や細江慎治氏など、長年シリーズを支えてきたスーパースィープの面々はもちろんのこと、今回がシリーズ初参戦となる、当時はまだ若手で、つい先日バンナムを退社したばかりの井上拓氏なども参加している。濱本氏は6以降シリーズに携わっていて、毎度語り草になる気鋭のリッジサウンドは、ハードの移行に伴って音質が進化した本作において、十二分に味わうことができる。

本作にて濱本氏が担当する三曲は、いずれも氏の得意とするシャープでソリッドなギターサウンドである。どこか瘴気をまとった棘々しさのある『Venomous』(意味は「有毒な」)や、傍若無人に猛り狂った『Heat Shadows』と比較すると、この曲は、それらに負けず劣らずの激しさを内包しつつも、一切の毒気を感じさせない爽快さを併せ持つ。アップテンポに奏でられるビートと、疾走感たっぷりに同じフレーズを反復するメロディーラインは、新時代の幕開けと言わんばかりの、勢いと思い切りの良さを力強く滲ませている。

この曲と『Venomous』は太鼓の達人にも収録されているので、そちらで聞き覚えもしくは遊び覚えのある方もすくなくないでしょう。『Venomous』(上)と『Heat Shadows』(下)、あわせてどうぞ。

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