VGM格納庫

Video-Game Music Registry:好きなゲーム音楽を隔日更新で紹介します。

#190 『こすいちのかくすらなきくどっとえぐぜ』(浅野隼人/BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣/PS4・PSV)

www.youtube.com

ガストがおくるヒロイックRPG・ブルーリフレクションより、

浅野隼人作曲、『こすいちのかくすらなきくどっとえぐぜ』。

後半の通常戦闘曲として流れます。

フィリスのアトリエよるのないくに2に続き、ガスト主催の美少女祭りの一環として登場した完全新作にあたる本作。星ノ宮女子高等学校に通う、バレリーナとして将来を有望視されていたにも関わらず怪我で夢破れた少女・日菜子は、不思議な姉妹・夕月と来夢との出会いを通じて、魔法少女・リフレクターに変身する力を手に入れ、現実世界と異世界・コモンを行き来しながら青春を駆け抜けていくことになる。学園生活と異世界の両方を軸に、悩める女子高生たちの瑞々しい人間模様を描いた繊細なシナリオが特徴で、戦闘システムはオーソドックスなコマンド制ながらも、回復や防御のリソースとなるエーテルや、スキル連撃が可能となるオーバードライブといった要素が含まれている。美しく幻想的なグラフィックと相まって、綺麗にまとまった仕上がりとなっている。

本作の音楽を担当するのは浅野隼人氏。現在フリーで活躍している氏は、以前はガスト所属の作曲家としてアトリエシリーズやよるくにシリーズに携わっていたが、本作はそのなかでも退社前の最後の担当作である。複数の作曲家を起用することの多いガスト作品にしては珍しく、本作では氏が単独で、歌もの以外のすべての楽曲を作曲している。本作ではピアノ、バイオリン、チェロを主軸に据えた、青春の眩しさをそのまま表現した上品なサウンドが揃っている。サウンドトラックは限定盤に付属されていて、主題歌やそのオフボーカル版、未使用曲も含めて網羅的に収録されている。

通常戦闘曲として前半にて流れる『OVERDOSE』に代わり、後半で流れるのがこの曲である。その衝撃的な曲名の中身は、蓋を開けてみる(.exeなら実行すると言ったほうが正確か)と、『OVERDOSE』と同じ路線のクラシカルな楽器を用いたドラムンベースでありる。激しさと華やかさと美しさを兼ね備えた曲調は、どんな逆境に立たされても必ず突破口を切り拓くことのできる勇気と自信と活力にあふれている。イントロや随所で繰り返される、ノイズに近いエレクトロニックな音色は、転調を交えて力強く反復する透明なメロディーラインと見事に融合し、爽快な印象を与えてくれる。一度聴いたら忘れられない鮮烈さに満ちた一曲である。

サントラは限定盤のみ付属なので入手しにくいですが、この曲含めいくつかの曲は公式サイトからダウンロードできます。以下、『OVERDOSE』もあわせてどうぞ。

www.youtube.com

social.gust.co.jp