タイトーがおくる次世代グルーヴゲーム・グルーヴコースターより、
土屋昇平作曲、ZEROの『カンナンシンク(GCZ Edition)』。
収録曲の一つで、原曲はダライアスバーストSPから。
音楽ゲーム×ジェットコースターというコンセプトのもと、アプリ版とアーケード版が並行して展開されているGROOVE COASTERシリーズのうち、アプリ版の2作目として登場した本作。直感的な操作とジェットコースターさながらの浮遊感、宇宙空間を駆け抜けるかのような背景グラフィックの美麗さはそのままに、本作から基本プレイ無料に切り替わり、曲数も流行りの版権曲などを加えて大幅に増加した。ハイセンスな音楽体験を手軽に味わえる仕上がりとなっている。
本作の音楽は、オリジナルおよびタイトー製のゲーム由来の楽曲で固められた初代からは一転、J-POPやアニソン、ボカロなど、メジャーなものを中心に様々なジャンルの数多くの楽曲が収録されている。そのなかでもオリジナル曲に関しては、相変わらずタイトーのサウンドチーム・ZUNTATAが主導的な立場で楽曲を提供している。また、シューティングゲームのダライアスシリーズをはじめ、タイトー製の他ゲームからの楽曲も引き続き充実していて、音ゲー用に最適化された微アレンジが施されている。サウンドトラックについては新曲のみを収録したものが発売されている。
元はダライアスバーストSPにて、SPモードのゾーンAで流れるこの曲は、本作に収録されるにあたって、一部前奏が削られたり間奏が短くなったりしている。そのため曲尺が全体で10秒ほど切り詰められているが、それ以外の目立った変更点はない。電子音とコーラスを融合させた上品で洗練された音使いに、ところどころきらりと煌めく効果音が響き渡るこの曲は、ギターが掻き鳴らす伴奏が合わさって独特なセンスを感じさせる。中空に舞うような感覚を生む洒落た旋律は、アレンジの際に原曲から10秒分削ぎ落としたことで、よりコンパクトにまとまった、スタイリッシュな印象を与える。
原曲の紹介でも良かったんですが、こっちのほうが聴き慣れているのであえてグルコス版にしました。原曲の単曲動画が見つからないという理由もありますが。試聴用の40秒バージョンですが、原曲もあわせてどうぞ。
www.youtube.com※15分ループの動画が削除されたため、試聴用に置き換えました。