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Video-Game Music Registry:好きなゲーム音楽を適当に紹介します。

#250 『FLOWER』(DJ YOSHITAKA/jubeat knit APPEND・REFLEC BEAT/AC)

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コナミが手がける直感操作の音楽シミュレーション・jubeat knit APPENDおよび

同じくコナミが手がける新感覚対戦型リズムアクション・REFLEC BEATより、

DJ YOSHITAKA作曲、『FLOWER』。APPEND FESTIVALにて解禁された曲。

数あるBEMANIシリーズのうち、フューチャリスティックな筐体ととっつきやすい操作方法で知られるjubeatシリーズ。3作目にあたるknitは、その名の通り編み物をモチーフにしていて、黄色を基調としたユニークなデザインが特徴的である。対するREFLEC BEAT音ゲーエアホッケーの要素を搭載した一風変わったゲーム性が持ち味で、画面上のオブジェクトを消したり打ち返したりしながら相手とスコアを競い合う。大規模なBEMANIシリーズ間の連動イベント・APPEND FESTIVALではこの二つの作品がコラボし、jubeat knitはknit APPENDへとパワーアップした他、人気アーティストによる新曲が両方に追加されることとなった。

本作の音楽を担当するのはあらゆる方面で活躍する精鋭のコンポーザーたち。jubeatシリーズとREFLEC BEATはともに版権曲の割合が多めだが、コナミオリジナルの曲も徐々に版図を広げている。そのオリジナル楽曲をいくつか生み出してきたDJ YOSHITAKA氏は、弐寺やpop'nを中心に楽曲提供をしている傍らでjubeatシリーズにも初代から携わっていて(REFLEC BEATは本作が初代)、ときどき名義を変えながらも、一貫したスタイルを持っている。トランスやハードコアを下敷きに、ハードルネッサンスという氏独自のジャンルも築いていて、譜面の愉快さも相まって一際存在感を放っている。

氏の代表曲であり、本作のみならずBEMANIシリーズすべてに収録されていて、さらには天下一音ゲー祭を通じてmaimaiや太鼓などの他社作品にまでことごとく移植されている、音ゲー史上最多機種収録の勢力を保ち続けるのがこの曲である。激しいパーカッションイントロが明け、エレキギターと速弾きのピアノが加わると、いかにも音ゲーらしい、スピーディーで勢いたっぷりな旋律と複雑怪奇ながらも中毒性のある独特なリズムが絡み合う。その無鉄砲とすら言いたくなる疾走感あふれる曲調は、枯れることなくいつまでも美しく咲き乱れる花を思わせる。

音ゲーそれぞれのコンセプトに合わせて様々なアレンジが施されているのがこの曲の魅力ですね。ギタドラ用のギターアレンジ、ノスタルジア用のピアノアレンジ、直近ではダンスラ用のEDM風アレンジなど。個人的にはギタドラ版が好みですので、TLION69氏が編曲を手がける『FLOWER -TLION69 Remix-』もあわせてお聴きください。

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