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Video-Game Music Registry:好きなゲーム音楽を一日一曲を目安に紹介します。

#266 『Battle - b2』(小塚良太/真・女神転生IV/3DS)

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アトラスが手がける悪魔を題材にしたRPG真・女神転生より、

小塚良太作曲、4の『Battle - b2』。大ボス戦の曲。

悪魔が跳梁跋扈する破滅的な世界を舞台に、人と神と悪魔の果てしない抗争を描いたメガテンシリーズ。ナンバリング4作目にあたる本作は、9年ぶりの新作ということもあり、システム面の一新や作風の変化など、今までとは毛色の違う要素が多く含まれている。本作の直接の続編としてFINALも登場していて、選択次第でカオスにもロウにもニュートラルにもなり得るシナリオ分岐には、いずれも見応えがある結末が待ち受けている。

本作の音楽を担当するのは小塚良太氏、小西利樹氏、土屋憲一氏の三名。三名ともアトラスに所属している作曲家で、このうち小塚氏と小西氏は真・女神転生のナンバリングタイトルには初参加である。また、小塚氏は続編のFINALでは新規曲をすべて担当している。本作は革新的な要素が目立つが、こと音楽に関しては従来のメガテンらしさを踏襲した重厚感あふれるロックサウンドが揃っていて、収録曲はぜんぶで100曲を超える大ボリュームである。

ボスはボスでも大ボスとの戦闘で流れるこの曲は、重苦しいエレキギターの音色から始まる一曲である。イントロが明けると、チューブラーベルと思しき鐘の音をリズミカルに鳴らしながら禍々しさたっぷりに曲が進行する。一旦鐘の音が止むと、次に鐘が入るときにはエレキギターが即興風の唸り声を目一杯轟かせ、さらにまた再び鐘が息を潜めると、束の間だけ静かな間奏が挿入される。ギターが静寂を破った暁にはループへと突入し、悪意に塗れてどす黒く染まるメガテンの世界観にきらりと煌めく不思議な陽気さを感じさせる。

鐘が何とも言えず魅力的です。一見パーカッションのような扱いでもあり、それでいて主旋律のような役割も果たしていて、ノリのよさが素晴らしいです。