VGM格納庫

Video-Game Music Registry:好きなゲーム音楽を適当に紹介します。

#272 『Limitless Cinderella』(渡部恭久/旋光の輪舞 Rev.X/X360.)

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グレフがおくる新機軸弾幕対戦アクションシューティング・旋光の輪舞より、

渡部恭久作曲、Rev.Xの『Limitless Cinderella』。ミカ操作時のステージ等で流れます。

弾幕型のシューティングに格ゲーを彷彿させる対戦アクションを組み込んだ本作。元はアーケード用の作品として登場し、総勢八名のプレイヤーキャラクターを操作して繰り広げられる怒涛の戦闘と異色なゲーム性が大きな反響を呼んだ。ことにB.O.S.S.モードと呼ばれる、自機を巨大化して爽快な攻撃を放つシステムが特徴的で、白熱した試合を堪能することができる。Xbox360に移植されるにあたって、グラフィックとサウンドの強化、曖昧だったシナリオの補完、全体的なバランス調整など、様々な新要素が付け加えられた。

本作の音楽を担当するのは渡部恭久氏。Yack.という名義を持つフリーの作曲家で、以前はZUNTATAやアリカ、スーパースィープなどに所属していた。氏は本作の続編・DUOでも引き続き全曲単独で作曲をおこなっている。基本的にキャラクターごとに2曲用意されているが、移植の際に新曲が追加され、いずれも本作の中性的でスタイリッシュな雰囲気の登場人物たちにふさわしい仕上がりとなっている。

六年前のテロで両親を亡くし、その非凡な才能から連邦軍のエリート部隊S.S.S.の新米小隊長に任命されたミカは、癖がなく扱いやすい機体を操る本作の主人公の一人である。その彼の曲として、『assemble』や『charge !』と並んで新たに加わったのがこの曲である。可愛らしいイントロから始まり、ギターとパーカッション、ピアノが奏でる爽やかな伴奏に、静かなストリングスの音色、ポップな電子音、奇妙な歌声が重ねられることで、捉えどころのない独特な魅力を醸す。争いを好まないながらも真実のために奔走するミカの姿を、浮遊感たっぷりの音使いで表現している。

かなり言語化するのが難しい楽曲……ことばで言い表すのが困難な楽曲、といった印象です。