VGM格納庫

Video-Game Music Registry:好きなゲーム音楽を一日一曲を目安に紹介します。

#314 『ANiMA』(xi/Deemo/iOS・And)

www.youtube.com

Rayarkがおくるピアノロール型音楽リズムアクション・Deemoより、

xi作曲、『ANiMA』。バージョン2.0以降の収録曲の一つ。

CytusやVOEZといった数々の音ゲーを生み出したRayarkの代表作にあたる本作。画面奥から流れてくるノーツをタップすることで、まるでピアノを弾いているような感覚が味わえるゲーム性が特徴である。この手の作品には珍しくストーリーも用意されていて、ゲームを進めていくと、進行状況に合わせてことばすくなに語られる断片的な物語と、雰囲気に見合った儚げな一枚絵が、ところどころに挿入される。VitaやSwitchにも移植されている。

本作の音楽を担当するのは台湾出身の気鋭のアーティストのV.K氏や音楽制作集団のMiliをはじめとする多数の作曲家たち。作品の性質上、ピアノを主軸に据えた楽曲が多く、日本のBMS界隈で活躍しているxi氏も、いくつか本作用に楽曲を提供している。xi氏はテンポが非常に速い、音ゲー的には難易度の高い曲を書くことで知られ、本作においてもその実力を遺憾なく発揮している。

2.0のアップデート以降に新録された曲のうち、とりわけ鬼畜な譜面でプレイヤーを沸かせたのがこの曲である。EasyでもLv5というそこそこ歯応えのある難易度に設定されていて、Normal、さらにHardとなると密度たっぷりに押し寄せてくる高速のノーツが次から次へとミスを誘発させる。イントロはゆっくりめに始動するが、そこから畳みかけるように奏でられるピアノとコーラスによる旋律は、どことなく陰鬱な雰囲気を漂わせつつも、躍動感にあふれている。全体的にクラシック調で、転調が多く、メリハリの効いた曲の展開は、本作最難関と評せられる譜面にふさわしい威圧感を放っている。

個人的にはこの2分サイズがおさまりがよくて好きですが、延長版もあります。あわせてどうぞ。

www.youtube.com