VGM格納庫

Video-Game Music Registry:好きなゲーム音楽を適当に紹介します。

#319 『ムーンリッジ&ハイウェイ』(太田あすか・永松亮/マリオカートWii/Wii)

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任天堂がおくるアクションレースゲーム・マリオカートより、

太田あすか・永松亮作曲、Wiiの『ムーンリッジ&ハイウェイ』。

同名のコースで流れます。

マリオシリーズのキャラクターが一堂に会してカーレースを繰り広げるマリオカートシリーズのうち、Wiiに登場した本作。Wiiリモコンをハンドルに組み込むと、さながら本物の自動車を運転しているかのような直感的な操作感が得られるのが本作の最大の特徴で、Wiiコントローラーの新たな可能性を開拓した意欲作である。通常のカート以外にバイクが初めて登場したのも本作で、充実したオンライン対戦、癖の強いアイテム群などと相まって、今までは一味違うドライブを体験できる。

本作の音楽を担当するのは太田(現姓は早崎)あすか氏と永松亮氏。両名ともに任天堂に所属している作曲家で、マリオカートシリーズの作曲は初めてである。永松氏は後に8の作曲を手がけることになり、太田氏も追加要素を加えたスイッチ版デラックスで編曲に携わっている。レインボーロードをはじめとするシリーズおなじみのコースはもちろんのこと、歯応えのある新コースを彩る本作の楽曲は、周回数によって曲が変化する仕掛けがあるなど、遊び心あふれる仕上がりとなっている。

ムーンリッジ&ハイウェイはハイウェイコース伝統の一般車両と併走するコースである。前半は交通量が極めて多い森のなかを、後半は夥しい数のネオンが煌めく大都会のなかを走ることになり、そこで流れるこの曲は、目まぐるしく移り変わる景色を華麗に表現している。月夜にふさわしい、サクソフォンが奏でる乙な旋律は、道ゆくボムへいカーに接触すればたちまち爆発事故に繋がり兼ねない危険な香りを漂わせていて、エクストリームスポーツらしいカオスでスリリングな空気感を醸している。車両に轢かれたらしばらくの間ファンキーな音色に置き換えられるほか、最終ラップではテンポが格段と速くなり、急かされるような気分にさせてくれる。

今日はだいぶ記事の更新が遅くなったので、夜っぽい曲を紹介してみました。