VGM格納庫

Video-Game Music Registry:好きなゲーム音楽を一日一曲を目安に紹介します。

#368 『Level 3』(Masayuki Ito/.Decluster/iOS)

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Masayuki Itoが手がけるスマホ向けインディー2D縦スクロールシューティング・

.Declusterより、Masayuki Ito作曲、『Level 3』。3面の曲。

個人のゲームクリエイター・Masayuki Ito氏によるスマホ向けの買い切り型本格シューティングとして登場した本作。ドットをモチーフに、幾何学模様を用いた幻想的なグラフィックが特徴で、シューティングの醍醐味である弾幕を避ける痛快さと敵を薙ぎ払う心地良さが、絶妙な按配で凝縮された仕上がりとなっている。難易度は四段階から調整でき、いざとなれば強力なホーミングレーザーを使って一時的に敵の攻撃を無効化できるなど、初心者でも比較的とっつきやすい。後にリミックス版の.Decluster Zeroが登場し、システムの拡張や敵の配置の見直しなど、多くの改良が加えられた。

本作の音楽を担当するのはMasayuki Ito氏。個人制作ということで音楽も氏本人が作曲している。本作のネオレトロな作風にあわせて、チップチューンからテクノ、ユーロビートまで、シューティングを盛り上げてくれるセンスあふれる楽曲が揃っている。Zeroでは全曲をアレンジしたうえに新曲も書き下ろしていて、弾幕の美しさのみならず音楽の美しさにも聞き惚れてしまう出来栄えとなっている。本作の楽曲はすべて氏のyoutubeのチャンネルおよびSoundCloudのアカウントに投稿されている。

全5ステージのうち、折り返し地点にあたる3つめのステージで流れるこの曲は、ピアノのクリーンな音色と電子音のスピーディーな旋律が見事に絡み合った一曲である。ゲームそのもののテンポの良さを体現するかのごとく、終始ハイテンションで奏でられるスリリングな曲調は、緊張を煽ると同時に、ふとした瞬間に陶酔感をもたらす。Zeroではピアノ成分を大幅に削り、ダンスミュージックっぽさを前面に押し出した派手なアレンジが加えられていて、原曲とは一味も二味も違う恍惚感を演出している。

弾幕月曜日は以前紹介しましたね。Masayuki Itoさんはときおりゲームのサウンドトラック以外にも試作曲を公開しているので、それを聴くのも楽しいです。Zeroの『Level 3』、あわせてどうぞ。

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