VGM格納庫

Video-Game Music Registry:好きなゲーム音楽を隔日更新で紹介します。

#391 『WILL BE VENUS』(阿保剛/新次元ゲイム ネプテューヌVⅡ/PS4)

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コンパイルハートが手がける擬人化×萌え×変身RPGネプテューヌより、

阿保剛作曲、VⅡの『WILL BE VENUS』。

女神化およびゴールドフォーム変身時に流れます。

実在のゲームメーカーやゲームハードを題材にしたゲイムギョウ界を舞台に、擬人化された美少女たちが次元を超えた戦いに身を投じていくネプテューヌシリーズ。VⅡ(ビクトリィーツー)として、Vの直接の続編にあたる本作は、零次元編、超次元編、心次元編の全三章構成である。シナリオの都合上、パーティの入れ替わりが非常に激しく、古今東西から引っ張ってきたネタやパロディ要素はますます過激化しているなど、相変わらずシリーズ恒例の物怖じしない姿勢を貫いていて、新キャラ・新システムともに数多く追加された意欲作となっている。

本作の音楽を担当するのは阿保剛氏、金子憲次氏、かんさゆり氏、鳥海剛史氏に加え、成田勤氏や弘田佳孝氏など、植松伸夫氏率いるEARTHBOUND PAPASのメンバーも参加している精鋭揃いである。このうち阿保氏とかん氏はMAGES.所属の作曲家で、美少女系のゲーム作品に数多く携わっている。金子氏はネプテューヌシリーズの第1作目から作曲を担っているアイディアファクトリー所属の作曲家である。様々なフィールドで活躍する気鋭のアーティストを寄せ集めて形成された本作の楽曲は、シリアスだけどユーモラスでもあるごった煮の世界観にうまくマッチしていて、章ごとに専用のボーカル曲が用意されている。サウンドトラックは限定盤に付属されている。

守護女神であれば女神化、ゴールドサァドであればゴールドフォームという形で姿を変え、大幅に強化される変身シーンにて流れるのがこの曲である。「女神になる」という直球なネーミングセンスの曲名にふさわしく、潔いほど真っすぐで前向きなメロディーラインは、イントロからアウトロに至るまで、終始アップテンポかつハイテンションのまま突き進んでいく。専用のムービーとともに美少女たちが変身する様子を、爽快感あふれるノリノリなシンセで華麗に彩る一曲である。

良い意味で古臭い感じの曲調ですね。アズレンとのコラボにも用いられたそう。