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Video-Game Music Registry:好きなゲーム音楽を一日一曲を目安に紹介します。

#520 『TO REVEAL THE WAY TO GO』(Falcom Sound Team jdk/イースSEVEN/PSP)

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日本ファルコムがおくるアクションRPGイースより、

Falcom Sound Team jdk(宇仁菅孝宏・大崎政範・園田隼人・籾山紗希)作曲、

7の『TO REVEAL THE WAY TO GO』。物語後半のアルタゴ平原で流れます。

稀代の冒険家アドル・クリスティンの旅を描いたイースシリーズのうち、ナンバリング7作目として登場した本作。それまでPCを中心に展開していたシリーズだが、本作ではプラットフォームをPSPに移している。初代から構想があったアルタゴの五大竜をめぐり、今度のアドルは相棒のドギや現地で出会うことになる公女アイシャなどとともにアルタゴの大地に眠る謎に挑むことになる。シリーズ初となるパーティプレイを導入していて、最大三人のパーティを編成し、三すくみの属性を駆使して戦闘をおこなう。イースらしい王道さを追求しつつ、爽快感あふれる新要素をも詰め込んだ手堅い仕上がりとなっている。

本作の音楽を担当するのはおなじみFalcom Sound Team jdkの面々。具体的には宇仁菅孝宏氏、大崎政範氏、園田隼人氏、籾山紗希の四名である。竹下遼氏も一部の作曲に携わっているという情報がある。また、編曲は神藤由東大氏が手がけているようである。本作でもノリの良いイースサウンドは健在で、ところどころに過去作からのフレーズを借用している箇所があるなど、シリーズファンを意識した出来栄えとなっている。戦闘曲やフィールド曲をはじめ、いずれの楽曲も非常に高いクオリティを誇る。

本作のメインフィールドであるアルタゴ平原において、前半のフィールド曲『MOTHER EARTH ALTAGO』にかわり物語後半から流れるのがこの曲である。イントロから勢いたっぷりに、大袈裟なほどヒロイックに奏でられるストリングスの旋律が印象的で、続いて主旋律を継ぐブラスの音色もまた、爽やかな印象を助長する。伴奏の熱く滴るようなエレキギターとピアノの掛け合いが、曲全体を貫く切なくも勇ましい雰囲気を醸し出していて、さらにそこに『MOTHER EARTH ALTAGO』同様に泣きメロを取り入れることで、いっそう悲愴感に磨きをかけている。心機一転、新たな思いを胸にさらなる冒険へと旅立とうという気持ちを後押ししてくれるような一曲である。

行く道を明らかにするために、というのが直訳ですが、ニュアンス的にはむしろ、征くべき道を求めて、といった感じでしょうか。『MOTHER EARTH ALTAGO』もあわせてどうぞ。

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