メディアビジョンがおくるフォトンドリヴン世界救済RPG・メギド７２より、
寄崎諒作曲、『化身舞闘』。メギドクエストおよびメギドラルの戦闘で流れます。
DeNAとメディア・ビジョンによるスマホ向け本格戦略カードバトルとして登場した本作。迫る世界崩壊・ハルマゲドンの危機に対抗すべく、ソロモンの指輪の力を宿した若者が72柱の悪魔・メギドたちを従えて世界の秩序を取り戻す戦いに身を投じることになる。フィールド上のフォトンと呼ばれるエネルギーの塊を奪い合って進めるドラフトフォトンシステムと、ユニットのなかで誰をリーダーに選ぶかによってパーティ全体にかかる特殊効果が変わるマスエフェクトシステムが特徴で、思考力と決断力が問われる戦略性あふれるバトルが楽しめる。ソロモンやゴエティアを下敷きにした重厚なシナリオと、すべてのメギドを平等に最高レアリティにまで強化できるシステムとが相まって、斬新さと堅実さが綺麗に融合した仕上がりとなっている。
本作の音楽を担当するのは主にメディア・ビジョン所属の寄崎諒氏。一部のBGM用の作詞やコーラスは妻の寄崎知紘氏が手がけている。寄崎諒氏は本作以前には同じくDeNAとメディア・ビジョンのタッグが開発したスマホ向けRPG・マジック＆カノン（サービス終了済み）に携わった経験がある。本作でも生演奏によるオーソドックスなファンタジーサウンドが多数収録されていて、隠し味としてすこしエキゾチックなジャズ風味が加えられている点が魅力である。サウンドトラックについては、公式サイトにてメギド名曲コレクションが無償公開されていて、BGMのフル試聴およびダウンロードが可能となっている。また、CDパッケージ化したサウンドトラックも別途発売されている。
メギドクエストやメギドラルの戦闘曲として流れるのがこの曲である。レアリティアップに欠かせないアイテムが手に入るという都合上、よく周回するであろうクエストの道中を、息もつかせぬバイオリンの旋律で色鮮やかに彩る。曲の出だしの第一音から全力全開で非常に躍動感あふれる仕上がりだが、そこからさらに時折低音を響かせるベースギターの伴奏も加わることで、ますます爽快感と疾走感を増していく。曲名が示す通り、さながら舞うように闘う、華麗で軽快な雰囲気に満ちた一曲である。
公式の演奏動画やアレンジも充実していて、メギド72はほんとうに音楽を大事にしていますね。イベントのメドレー版『化身舞闘 -嵐渦叫風-』もとても素敵なので、あわせてどうぞ。
