VGM格納庫

Video-Game Music Registry:好きなゲーム音楽を一日一曲を目安に紹介します。

#559 『UROBOROS』(作曲者不明/CHAIN BLASTER/3DS)

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ジースタイルがおくる連爆シューティング・CHAIN BLASTERより、

作曲者不明、『UROBOROS』。ボス戦で流れます。

3DSのダウンロード専用タイトルとして登場した本作。連鎖爆発機能を持つ特殊なショット・チェインブラストを使いこなして、迫りくる敵機を一掃していくことになる。特殊機能のオーバードライブを使えば敵の動きをしばらく鈍らせることも可能で、発動直後は自機が一瞬無敵になるため、ピンチから逆転できる切り札としての役割を果たしている。自機は二種類、多用途型のスタンダードな初期機体と、通常ショットを持たないかわりに設置型チェインブラストにより機体周囲にダメージフィールドを展開できる上級者向けの機体があり、後者は一定のスコアを稼ぐことで初めて解禁される。ステージ構成は全5面、ゲームオーバーになるまで続く無限ループ型で、周回を繰り返すと徐々に難易度が上昇していく。若干単調なきらいはあるものの、総じてシンプルにまとまった仕上がりとなっている。

本作ではゲームオーバーになってもスコア画面に切り替わるだけで、スタッフロールが存在しない関係上、開発スタッフの詳細を確認する術がない。そのため、誰が音楽を担当しているかの情報はないが、本作の魅力の一つとして「ゲームを盛り上げるサウンド」という文言が公式サイトやeショップの紹介文に記載されていることから、音楽に対するこだわりの強さが窺える。いかにもシューティングらしいノリノリなテクノサウンドが揃っていて、その疾走感あふれる音使いが、連爆で敵を一網打尽にする爽快感をいっそう引き立ててくれる。サウンドトラックは未発売のため、曲名は基本的に明かされていないが、本作の3DSテーマ(BGM付き)が配信されていて、そこで唯一、1曲だけ正式曲名が判明した。

その唯一の曲というのが、ボス戦において流れるこの曲である。本作はあまり作中で世界観やシナリオについて多くは語られないが、設定上、電脳空間アルテミスでヴァイラスと呼ばれるデジタルウィルスを駆除することが目的(そのため、自機はアンチウィルスプログラムである)で、なかでもウロボロスはあらゆるプログラムを破壊する危険なヴァイラスとして知られている。そうした近未来的でサイバーパンクな雰囲気を体現したかのごとく、この曲は複雑に交錯する電子音が織り成すトランス調の一曲となっている。矢継ぎ早に押し寄せるリズムとビートの波が、何物にも代えがたい恍惚な浮遊感を生み出していて、激しくも美しい電脳の攻防を昂揚感たっぷりに彩ってくれる。

シューティングのツボを完璧に押さえた一曲ですね。かっこいい。ちなみに細かいことですが、公式サイトだとウロボロスの綴りがOUROBOROS、先頭にOがついているのですが、曲名だと落ちていますね。あってもなくても綴り間違いにはならないそうですが、すこし気になるところ。あと作曲者の詳細求む。