VGM格納庫

Video-Game Music Registry:好きなゲーム音楽を一日一曲を目安に紹介します。

#593 『over the starbow』(神前暁/ことばのパズル もじぴったんDS/NDS)

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バンナムが手がける知的好奇心くすぐり系パズルゲーム・もじぴったんより、

神前暁作曲、DSの『over the starbow』。ステージ曲の一つ。

文字を自由にくっつけて単語をつくり、連鎖してさらなる単語を紡いでいくもじぴったんシリーズのうち、DS向けに登場した本作。タッチペン1本による直感的な操作が特徴で、いつでもどこでも種々様々な形やクリア条件を有する400以上のステージに挑戦できるようになった。収録単語数は約10万語、常識的なものからマニアックなものまで網羅していて、DSならではの新要素として、タッチすると解説が見られるタッチ図鑑とクイズが追加されているなど、意欲的な仕上がりとなっている。任天堂製でないながらもTouch! Generationsシリーズの一つに数えられている。

本作の音楽を担当するのは神前暁氏。音楽制作会社MONACAに所属している作曲家である。もじぴったんシリーズにはナムコに所属していた頃から作曲に携わっていて、ポップでキュートなシリーズサウンドの生みの親と言っても過言ではない。本作では過去作からの流用曲(いずれも神前氏が手がけたもの)が大半を占めるが、初出のオリジナル曲もいくつか収録されている。ボーカル入りの割合はすくないものの、インストゥルメンタルで魅せる楽曲が多く、思考力を加速させるようなキャッチーなメロディーラインが印象的である。サウンドトラックは残念ながら今のところ発売されていないが、曲名はサウンドテストで確認できる。

数あるステージ曲のうち、本作初出のオリジナル曲として新録されたのがこの曲である。イントロから絶えず響き渡る、音階を駆け登ったり駆け下ったりする柔らかな電子音が心地良く、その前向きな音使いは、プラス思考を引き出してくれそうな明朗さにあふれている。パズルを解いていく際に覚えるであろう、自分の思い通りに単語をつくっていく快さと、思わぬところで連鎖して新たな単語が生まれる驚きとが混ざり合うあの感触を、驚異的なまでに爽快な曲調で再現していて、知的好奇心が満たされていく歓びを肌で、そして耳で、感じることができる一曲である。

今朝のダイレクトを見て、もじぴったんから紹介したい曲があったのをふと思い出しました。アンコールでは新曲がもりもり追加されるといいのですが。