VGM格納庫

Video-Game Music Registry:好きなゲーム音楽を一日一曲を目安に紹介します。

#629 『アルストロメリア』(TAG/jubeat copious/AC)

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コナミがおくる音楽ゲームjubeatより、

TAG作曲、copiousの『アルストロメリア』。収録曲の一つ。

立方体のスタイリッシュな筐体とリズムにあわせて画面をタッチする直感操作が特徴のjubeatシリーズのうち、4代目にあたる本作。宇宙旅行をテーマにした新たな解禁システム「copious travel」に沿って、獲得したポイントに応じて様々な惑星を探訪しながら曲を集めていく。伝導システムの導入により未解禁の一部楽曲を他人から譲り受けることが可能になったほか、主に日替わりで選出される全4種類のチャレンジ楽曲にてまだ見ぬ楽曲をプレイするチャンスもあり、全解禁への道のりは前作以上に長くなった一方で、新曲に触れる手段はそれなりに用意されている。後に新要素を加えた拡張版のAPPENDが稼働した。

本作では「おびただしい」を意味するcopiousの副題にあわせて楽曲は当時のシリーズ最多収録数を誇る仕上がりとなっている(ただし稼働開始直後は何らかの不手際でプレイできない楽曲がいくつか存在した)。新曲は59曲であり、特にコナミオリジナルに関しては、Tatsch氏やTËЯRAなど、今まで他のBEMANIシリーズには参加していたもののjubeatには不参加だったアーティストが多く楽曲を提供している。このうちTAG(田口康裕)氏は前作knitおよびknit APPENDに続いての参戦であり、担当分は1曲のみだが、多機種に移植されるなど大きな存在感を放っている。

「BLOOM FUSION」のもとで収録されているこの曲は、称号パーツを1000個も集めるという思わず目を疑いたくなるほどの解禁条件の厳しさ(伝導非対応なので自力で奮闘するしかない)を達成した猛者にのみ贈られる卒業証書のごとき一曲である。押し寄せる音の波が非常に快く響き渡るオーソドックスなフュージョンサウンドで、速弾きのピアノと浮遊感あふれるシンセが、ほんのり切なさを漂わせつつ、それを遥かに上回る明るく爽やかな雰囲気を醸し出す。その華やかな旋律は、美しく咲き乱れるアルストロメリアの様子が目に浮かぶような鮮やかな迫力に満ちている。譜面に関しては、初っ端から16分音符による乱打が目立ち、ほぼ左右分業でBPMも144とそう速くはないため処理能力が追いつけば順調に攻略できるが、繰り返しの多さゆえに苦手意識を持ちやすい出来である。

DDRX3にセルフリミックスの『アルストロメリア (walk with you remix)』があって、そちらはテンポがちょっとだけあがったダンサブルなトランス系のアレンジです。転調で心地良さが跳ね上がるところが特に印象的です。あわせてどうぞ。

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