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Video-Game Music Registry:好きなゲーム音楽を隔日更新で紹介します。

#815 『GLESSING WAY!』(Falcom Sound Team jdk/イースIX -Monstrum NOX-/PS4)

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日本ファルコムがおくるアクションRPGイースより、

Falcom Sound Team jdk(宇仁菅孝宏・園田隼人および神藤由東大・真我光生)作曲、

9の『GLESSING WAY!』。霊峰エル・ドラとシエル峡谷道で流れます。

イースシリーズのナンバリング9作目にあたる本作。稀代の冒険家・アドル=クリスティンは、旅先の監獄都市・バルドゥークで身に覚えのない指名手配をかけられ、自ら超常的な異能を持つ怪人・モンストラムの一味となって監獄都市の謎に迫ることになる。個性豊かな怪人たちの能力を駆使して、街中でもフィールドでも戦闘でもあらゆる場面で発揮できる爽快な異能アクションが特徴で、前作における迎撃戦の後継要素として、仲間となった怪人全員で大量の邪霊と戦うグリムワルドの夜が登場した。都市を舞台にしたダークファンタジー調の世界観と、相変わらずスピーディーでスタイリッシュなアクション要素とが絡み合った仕上がりとなっている。

本作の音楽を担当するのはファルコムサウンドチーム・Falcom Sound Team jdkの面々。内訳はファルコム所属の宇仁菅孝宏氏と園田隼人氏、加えて社外メンバーの神藤由東大氏と真我光生氏となっていて、いずれも前作でも作曲経験があるシリーズおなじみの顔ぶれである。また、クレジットに表記されておらず詳細は不明だが、一部の情報筋では中村夏野氏が携わっているという話もある。本作では監獄、怪人、異能といったゴシックホラー的な作風にあわせて、サウンド面でもオルガンやチェンバロといった楽器をふんだんに取り入れた荘厳で重厚な楽曲が揃っている。サウンドトラックは短いジングルも含めて3枚組で収録されている。

PVで使用され、実際のゲーム内では霊峰エル・ドラとシエル峡谷道で流れるのがこの曲である。クラシカルなチェンバロのイントロから始まり、すぐさまエレキギターが主旋律を掻っ攫って力強い爆音を轟き渡らせることで、ダークファンタジー然とした雰囲気を出しつつも、暗さを感じさせない疾走感あふれるロックナンバーに仕上がっている。怖いものなしの勢いで奏でられる怒涛のメロディーラインは、ほとんどすべてがサビと言っても過言ではない凄まじい盛り上がりを保ち続けるが、そのなかでも一際鮮烈に響くのが1分28秒からのサビで、天井知らずの豪快さを魅せつけてくれる。道なき道をも強引に切り拓かんばかりの革命的な躍動感に満ちた一曲である。

PVで一目惚れならぬ一耳惚れした人も多そう。ファルコムサウンドではよくあることですが、これでボス戦とかではなくマップで流れるものなのか、と感心します。