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#842 『ゆうしゃロブ』(岩本守弘/伝説のスタフィー2/GBA)

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トーセがおくるマリンアクション・伝説のスタフィーより、

岩本守弘作曲、『ゆうしゃロブ』。

ラスボス戦前のロブじいさんの助太刀イベントと、ラスボス戦の最終形態で流れます。

星の形をした主人公・スタフィーの活躍を描く伝説のスタフィーシリーズのナンバリング2作目として登場した本作。前作で封印されたはずの海を荒らすワルモノ・オーグラが復活し、報復としてスタフィーの母親をさらって海に逃げると、スタフィーは後を追って大海原を冒険することになる。前作同様にステージクリア型の横スクロールアクションを基本とするが、新アクションとしてより高く飛べる「だぶるじゃんぷ」や急降下して攻撃する「りゅうせいアタック」など、個性的な動作が加わった。のりものが充実したり着せ替え要素が追加されたりしているほか、難易度が跳ね上がる2週目も健在で、全体的に前作から正統に強化された仕上がりとなっている。

本作の音楽を担当するのは岩本守弘氏。2週目のスタッフロールでは「いわもとんがりぼうし」という変名義が用いられている。伝説のスタフィーシリーズすべてに携わっている馴染みの作曲家である。本作ではメインテーマをはじめ、前作から引き継いだ楽曲もすくなくないが、相変わらず可愛らしげなものからシリアスなものまでバラエティ豊かな曲調が揃っている。サウンドトラックは未発売だが、クリア後の解禁要素としてサウンドテストが存在し、曲名が明かされている。

ラスボス戦の直前、スタフィーたちのピンチに駆けつけて、序盤の指南役である海の長老・ロブじいさんが助太刀するシーンと、その後のラスボス戦の第三形態(最終形態)で流れるのがこの曲である。第三形態では姿かたちの変化はもちろん、戦闘背景も黒一色になり、いかにもクライマックスに似つかわしい盛り上がりを迎えるなか、電子音とトランペットの疾走感あふれる合奏が最終決戦らしさをいっそう力強く印象づける。整然と敷き詰められた16分音符の電子音は、16秒あたりから一転、激しく鳴り響く主旋律にあわせて重厚なベースラインを奏でるようになる。34秒の時点で早くも1ループが完結するが、その短さをものともしない力強いインパクトに満ちた一曲である。

助太刀イベントよりもラスボス戦としての印象が強い曲ですが、曲名は前者を指していますね。3でもアレンジされていて、打楽器が変更されたうえ、新パートの追加ですこし尺が伸びています。あわせてどうぞ。

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