スクエニがおくる超能力×ミリタリーRPG・アリスオーダーより、
林ゆうき作曲、『Valkyrie Dance』。通常戦闘で流れます。
ミリオンアーサーシリーズで知られるスタッフがプロデュースした本作。ジャパン・ディストラクションと呼ばれる未曾有の大震災から8年、未だ復興のめどが立たぬなか、危機に乗じて平行世界から来襲してくる異界の侵略者に対抗すべく、超能力を持った少女・アリスたちを組織して戦うことになる。基本プレイ無料のアプリで、SF、ミリタリー、超能力といった要素を混ぜ合わせたポストアポカリプス的な世界観が特徴である。戦闘面においては、部隊を編成し、盤上のバトルフィールドでユニットの攻撃や移動の範囲に応じて的確な配置をしていくターン制シミュレーション系のシステムを採用している。いかにもミリタリーものらしい戦略的な仕上がりとなっている（現在はサービス終了済み）。
本作の音楽を担当するのは林ゆうき氏。テレビドラマや映画などの劇伴を多く手がけてきた作曲家で、ゲーム音楽への参戦は本作が初めてである。本作ではその重厚でサイバーチックな舞台設定に沿うように、サウンド面でも力強さを感じさせるドラマチックな楽曲が揃っている。サウンドトラックはサービス中の早い段階で発売された。
通常戦闘で流れるのがこの曲である。アップテンポで軽快なドラムビートで始まり、女声コーラスやストリングスの艶やかな音色を加えながら徐々に盛り上がっていく。45秒になってようやく主旋律が入ると、まずは低めの音域で優雅な調べを奏で、1分過ぎから吹奏楽器も伴っていよいよ本格的に勢いが増していく。1分24秒でサビに至ると、曲全体を貫く近未来的なムードを象徴するかのごとく全開の盛り上がりを見せる。「戦乙女の舞」を意味する華麗な曲名に似つかわしい、息もつかせぬ勇壮感と疾走感に満ちた一曲である。
1分54秒でエレキギターがギュンと鳴るところが良い感じですね。
