バンダイナムコがおくるアイドル育成シミュレーション・アイドルマスターより、
稲垣敬也、シャニマスの『最後の朝』。
W.I.N.G.の準決勝および決勝を控えた状態での事務所で流れます。
芸能事務所のプロデューサーとなり、個性豊かなアイドルの卵をトップアイドルに育て上げるアイドルマスターシリーズのうち、ブラウザゲームとして登場した本作。283プロに所属する16人の少女たち（配信開始当初、現在は25人）が、新人アイドルの祭典・W.I.N.G.での出場と優勝を目指して奮闘することになる。ときにレッスンを、ときにお仕事をこなしながら、オーディションを勝ち抜くのに必要な能力を伸ばし、プロデュースするアイドルとの絆を深めていく。頑張る少女たちの健気な活躍を存分に堪能できる仕上がりとなっている。
本作ではアイドルたちが歌唱するボーカル曲が多く収録されていて、イルミネーションスターズ、アンティーカ、放課後クライマックスガールズ、アルストロメリアをはじめ、ユニットごとに専属の作詞家がついている。これらの作曲に関しては、日本のミュージックシーンにおいて幅広く活躍している山口朗彦氏や南田健吾氏などが担当していて、順次CDが発売されている。事務所や日常シーンなどのインスト曲については、2021年にオリジナルサウンドトラックが受注販売されたことを受けて、株式会社BlasTrainに所属する稲垣敬也氏が全曲担当していると判明した。
W.I.N.G.の準決勝と決勝出場を目前に控えた状態での事務所で流れるのがこの曲である。厳しいオーディションを何度もくぐり抜け、ファンの数が10万人を越えた暁にようやく出場権を得る夢の舞台を、一歩も退くことのできぬシリアスさを滲ませた曲調で彩る。EDM調の浮遊感あふれるアップテンポなビートに、爽やかなピアノと透き通るようなストリングスが重なり合うことで、もうこうなったら前を向いて進むしかないという破竹の勢いを感じさせる。優勝までの道のりは困難を極めるが、それでも屈することなく笑顔を貫き通す少女たちの強さを象徴するような、固い決意に満ちた一曲である。
雰囲気的に『ED_MORNING』っぽいですよね。あちらは活動終了の際に流れるものですが。あわせてどうぞ。
※サントラ発売を受けて曲名と作曲者が判明したため、記事を加筆修正しました
