通常戦闘における自軍パートで流れます。
大正ならぬ太正時代の乙女たちの活躍を描くサクラ大戦シリーズのナンバリング2作目にあたる本作。前作から1年、再び帝国華撃団隊長に任命された主人公・大神一郎は、華撃団の新旧メンバーとともに新たなる敵・黒鬼会との戦いに身を投じることになる。アドベンチャーパートでは大神性格ゲージにより主人公の行動や選択が可視化され、それに応じてヒロインたちの反応も変化するようになったほか、戦闘パートでは特定の能力値を一時的に向上させる風林火山システムや、一緒に戦う協力攻撃などが新たに導入された。魅力的なヒロインたち、充実したシナリオ、美麗なグラフィックに情熱的な歌曲など、前作から正当にブラッシュアップされた仕上がりとなっている。後にドリームキャストやPC、前作とのカップリングでPSPにも移植された。
本作の音楽を担当するのは田中公平氏。音楽制作会社イマジンに所属する、サクラ大戦シリーズではおなじみの作曲家で、前作同様ボーカル曲も含めて単独で作曲している。また、編曲には同じくイマジンの根岸貴幸氏が参加している。前作のメインテーマのアレンジはもちろん、本作でも帝撃のヒロインたちが歌い上げる個性豊かな楽曲群が揃っていて、歌詞入りの曲でもそうでないものでも華やかな雰囲気をよく体現している。サウンドトラックはボーカル曲のみを収録した歌謡全集と、主にインストゥルメンタルのものを収録した蒸気畜音館の二種類が発売されている。
戦闘パートのうち、自軍の通常戦闘時に流れるのがこの曲である。和楽器とオーケストラを融合させた絢爛華麗な曲調が印象的で、その明るく前向きな旋律が、乙女たちの出陣をしなやかに淑やかに彩る。伸び伸びとしたメインフレーズを何度も繰り返し奏でることで、オーケストラのそれぞれの楽器にじっくり聴き入ることのできるゆとりを与え、それらすべてが一つにまとまってますますエレガントでエクセレントな雰囲気を印象付ける。華撃団の華麗な活躍を格好良く飾る一曲である。
華やかな戦闘曲と言われて個人的に真っ先に思い浮かぶ曲です。
