カプコンがおくる対戦格闘ゲーム・ストリートファイターより、
鈴木達郎作曲・深澤秀行編曲、4の『Theme of Sakura -SFIV Arrange-』。
さくらのステージ曲として流れます。
格闘ゲームの代名詞であるストリートファイターシリーズのうち、ナンバリング4作目にあたる本作。前作の世界格闘大会が閉幕した後、著名なファイターが次々と姿をくらます謎の失踪事件が発生、再び陰謀と思惑が渦巻く戦いの地へとファイターたちは足を運ぶことになる。スト2への原点回帰を謳ったストイックなゲーム性が特徴で、新たに反撃技としてセービングアタックが導入された点が目新しい。2008年にアーケード版が稼働した後、翌年にPS3とXbox360向けに移植され、家庭用版では新規プレイヤーキャラクターが複数追加された。
本作の音楽を担当するのは深澤秀行氏。当時、音楽制作会社オフィス・ウィズアウトに所属していた作曲家である。本作では追加曲も含めて単独で作曲および編曲をしていて、シリーズおなじみのキャラクター毎のテーマ曲は、氏が本作用に新しいアレンジを加えている。サウンドトラックはオリジナルバージョンのもののほか、アッパーバージョンにあたるウルトラストリートファイターIVの楽曲を収録したものが発売されている。
さくらのテーマとして流れるのがこの曲である。ZERO2の『STAGE SAKURA』(作曲は鈴木達郎氏による)の現代風アレンジで、勢いのあるシンセやピアノ、ストリングスの音色を用いることで、さくらの朗らかな性格が反映された原曲の明るい調子に、よりいっそう軽快さと力強さを足している。スピード感のある伴奏と小刻みに響くビートが、まっすぐと前を見据えるひたむきさを感じさせ、ブラッシュアップされた彼女の戦いぶりを華やかに印象付ける。非常に洗練された爽快な一曲である。
すこし和風っぽいイントロがいいですね。ZERO2の『STAGE SAKURA』もどうぞ。