VGM格納庫

Video-Game Music Registry:好きなゲーム音楽を一日一曲を目安に紹介します。

#150 『Prayer song to God』(安藤浩和/星のカービィ スターアライズ/NS)

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フレンズとともに星を救う大冒険へと旅立つ星のカービィスターアライズより、

安藤浩和作曲、『Prayer song to God』。三魔官戦で流れます。

HAL研の長寿シリーズ・星のカービィのスイッチ用最新作である本作。おなじみのカービィによる吸い込むアクションに加え、本作ではフレンズハートを敵にぶつけることで仲間に迎い入れることのできるヘルパー機能が特徴となっている。三魔官と呼ばれる女性幹部たちを筆頭に、怪しげな儀式を執りおこなう邪悪な存在へと立ち向かうストーリーモードの他、複数のミニゲームが収録されていて、クリア後のやりこみ要素も充実している。

本作の音楽を担当するのは安藤浩和氏と石川淳氏のタッグと、2017年にHAL研に入ったばかりの新人・小笠原雄太氏である。小笠原氏は過去にアイドルへの楽曲提供やVRゲームなどの作曲に携わっていて、本作では主に戦闘ボイスを担当している。機械音中心だった前作のロボボとは打って変わって、本作では世界観に合わせてどこか宗教色漂うミステリアスな曲が多く、過去作のアレンジや原曲をそのまま取り入れながら、バラエティ豊かにカービィの旅路を彩る。

発売前から注目されていた本作のボス・三魔官。そのうち氷を操るフラン・キッスと炎を操るフラン・ルージュとの戦闘で流れるこの曲は、冷たく無感情なイントロから始まり、アコースティックギターの温かな音色を挟みながら何度も同じ旋律を反復する。題名に神に捧げる祈りの歌とある通り、三魔官はいずれも狂信的な思想を掲げているため、この曲は終始落ち着いた曲調でありながら、どこか危うさと脆さを内包した複雑な響きを持つ。リーダー格のザン・パルルティザーヌ戦ではアレンジ版の『忘らるる閃光のライトニング』が流れ、こちらはよりアップテンポに、雷鳴轟く勢いを感じさせる仕上がりとなっている。

『忘らるる閃光のライトニング』、なんとなく語感が好きです。あわせてお聴きください。

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