ポリフォニーデジタルがおくるオンラインカーライフシミュレーター・
グランツーリスモより、KEMMEIこと足立賢明作曲、5の『Like a Bird』。
Lounge Musicの一つ。
極限まで写実的に表現されたリアルドライビングシミュレーター・グランツーリスモのナンバリング5作目として登場した本作。1000車種以上の車が登場し、コース数は徹底的な実地調査に基づき、再現性の高い20ロケーション・70バリエーションからなる大ボリュームとなっている。新たな物理挙動エンジンの導入により、一つ一つの挙動がますますリアルになり、グラフィックやビジュアルエフェクトの完成度の高さとあわせて、真に迫るドライブ体験を堪能できるようになった。オンライン要素やDLCなども充実していて、今まで以上に多彩な遊び方が可能になった作品に仕上がっている。
本作の音楽を担当するのはKEMMEIこと足立賢明氏やdaiki kashoこと嘉生大樹氏、河合代介氏、坂東慧氏など。本作では様々なバックグラウンドを抱えたアーティストたちが一堂に会していて、総曲数は190にも及ぶ。ゲーム中のミュージックアルバムのライブラリ内では大まかに区分けされていて、Rock、Lounge Music、Jazzなど、作風の異なる様々なジャンルの曲を聴くことができる。サウンドトラックは一部の楽曲を厳選して収録したもののみが発売されている。
メニュー系のBGMを中心としたLounge Musicのカテゴリーに収録されているこの曲は、落ち着きのあるスムースジャズ調のフュージョンサウンドである。絶え間なく刻まれるビートが、浮遊感あふれる電子音とともに心地良いアンビアンスを生み出し、平常心を保ちつつもじわじわと昂揚感を駆り立ててくれる。曲後半の3分10秒を過ぎたあたりでようやくサビが奏でられ、ストリングスのスタイリッシュな旋律が軽やかに踊り出す。空のまにまに漂う鳥のように、自由で開放的な魅力に満ちた一曲である。
ゆっくりドライビングを楽しみたいとき、あるいは車からは離れて、じっくりとデスクワークに集中したいときに聴きたい曲ですね。