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Video-Game Music Registry:好きなゲーム音楽を隔日更新で紹介します。

#154 『ビッグブリッジの死闘 ~FFXIIバージョン~』(崎元仁/ファイナルファンタジーXII/PS2)

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スクエニがおくるRPGファイナルファンタジーより、

植松伸夫作曲・崎元仁編曲、XIIの『ビッグブリッヂの死闘FFXIIバージョン~』。

ギルガメッシュ戦で流れます。

ファイナルファンタジーシリーズのうち、PS2最後の作品としてナンバリング8作目にあたる本作。天翔ける飛空艇が飛び交う大地・イヴァリースを舞台に、アルケイディア帝国の統治下にあるダルマスカ王国の下町育ちの青年・ヴァンは、空賊になることを夢見て盗みを働く毎日を送っていたが、王家の宝を盗みに行ったことをきっかけにやがて世界を変える旅に出ることになる。オンラインに特化していた前作とは異なり、本作はMMO的な要素を引き継ぎつつオフラインに回帰していて、先進的なゲームシステムや従来とは異なる群像劇風の世界観が、ナンバリングタイトルのなかでも特に目立っている。総じて意欲的な要素が多く散見される仕上がりである。

本作の音楽を担当するのはベイシスケイプ崎元仁氏を中心とするメンバー。氏は以前タクティクスの作曲に携わっていて、ナンバリングタイトルでの担当は初である。本作はタクティクスと同じくイヴァリースを舞台にしていることから、タクティクスで築き上げた、氏の得意とするところの壮大なオーケストラ調の楽曲が多くなっている。メインテーマはバイオリニストの葉加瀬太郎氏が作曲と演奏を担っていて、挿入歌にはシンガーソングライターのアンジェラ・アキ氏が起用されるなど、話題性に富んだ音楽まわりとなっている。

植松氏にとって、そしてFFにとっての代表曲と言っても過言ではないほどの強烈なインパクトを有する『ビッグブリッヂの死闘』。Vで登場して以来、幾度もアレンジされることとなったが、そのうち本作で流れるのはオーケストラ版である。鋭利でプログレッシブな曲調はそのままに、死闘の名に恥じぬ疾走感と昂揚感を、厳めしさたっぷりの重厚な演奏で表現している。ハープの甘美な音色で音階を、トランペットやバイオリンなどの楽器で怒涛の旋律を奏でていくさまは、ギルガメッシュの猛々しさとすこしの茶目っ気を反映している。

言わずもがなの名曲ですね。原曲もどうぞ。

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