レベルファイブがおくる収集育成サッカーRPG・イナズマイレブンより、
亀岡夏海作曲、GO2の『合戦!闘志天生』。戦国時代の白鹿組戦などで流れます。
超次元サッカーで知られるイナイレシリーズのうち、円堂守を中心とした無印作品群の続編にあたるGOシリーズの2作目として登場した本作。子どもたちにサッカーを教える活動から帰ってきた雷門中のサッカー部キャプテン・松風天馬は、「サッカー部はもとともとこの学校にはない」という衝撃の一言を聞かされ、未来からサッカーを抹消せんとやってきた刺客に立ち向かうことになる。サッカーをめぐって過去も未来も巻き込んで展開する、相変わらずスケールの大きい物語が特徴で、恒例の2バージョン発売ということで、ネップウとライメイでは敵チームが異なるほか、メンバー、イベント、必殺技など、様々な相違点がある。選手を合体させて強化するミキシマックスや、化身を纏って変身する化身アームドなどの新要素も充実していて、いっそう濃い迫力を持つ仕上がりとなっている。
本作の音楽を担当するのは光田康典氏と亀岡夏海氏。いずれも音楽制作会社プロキオン・スタジオに所属する作曲家で、光田氏は初代から、亀岡氏は2作目以降イナイレサウンドに携わっている。また、両氏はともにアニメや劇場版における劇伴の作曲も手がけている。本作では戦国時代や恐竜時代、中世フランスなど、サッカーのために古今東西を奔走することになり、各時代にあわせてバラエティ豊かな楽曲が収録されている。バージョンによって主題歌も別々に用意されている。サウンドトラックはゲーム単体では未発売だが、アニメの劇伴集に楽曲が収録されている。
時は戦国時代、人さらい集団として悪名高い白鹿組との試合で流れるのがこの曲である。この戦いではさらわれた仲間を救うべく白鹿組と対峙することになるが、そうした負けられない意気込みがひしひしと伝わってくる力強い音使いが印象的である。鋭いエレキギターの音色から始まり、疾走感あふれる三味線と緊迫したストリングスが、息をつかせぬ怒涛の勢いで奏でられる。いつの時代もサッカーに全身全霊を注ぐ少年たちの熱い思いが、和ロックとなってエネルギッシュかつ躍動感たっぷりに表現された一曲である。
アニメでも印象的に使われているそうですね。
