VGM格納庫

Video-Game Music Registry:好きなゲーム音楽を一日一曲を目安に紹介します。

#359 『Someone is Always Moving on the Surface』(星野康太/アーマード・コア フォーアンサー/PS3・X360)

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フロムが手がけるハイスピードメカアクション・アーマードコアより、

星野康太作曲、fAの『Someone is Always Moving on the Surface』。

タイトル画面および「アルテリア・クラニアム防衛」ミッションで流れます。

数百種類からなるパーツを自由に組み合わせた自分好みのメカで戦場を駆けるアーマードコアシリーズのうち、通算12作目にあたる本作。前作4の直接の続編として、物語の骨格となる国家解体戦争の数十年後の世界を描いている。本作では前作と比較して倍以上のパーツが収録されていて、シナリオはマルチエンディング制の導入によりさらに重厚に、ミッションも量と質ともに強化され、加えて操作性がかなり疾走感あふれる仕上がりになっているなど、着実な進化を遂げている。一方で処理落ちやオンライン対戦の粗などが少々気がかりでもある。

本作の音楽を担当するのは星野康太氏と衛藤英幸氏。両名ともシリーズおなじみの作曲家で、衛藤氏は本作においては二曲のみの作曲であるため、星野氏がほぼ全曲を単独で作曲している。前作から楽曲は一新されていて、ハイスピードメカアクションというジャンル名に恥じぬ刺激的でスピーディーなサウンドが、戦場を鮮やかに彩ってくれる。

タイトル画面にて、また「アルテリア・クラニアム防衛」ミッションにて流れるこの曲は、小刻みに震えるかのごとく、神経質そうなピアノの音色が響き渡る一曲である。「アルテリア・クラニアム防衛」はとあるルートのラストミッションであり、終盤の局面でタイトル画面と同一の曲が流れることにより、一層本作において象徴的な意味合いを持っている。のべつ奏でられるピアノの主旋律の背景には、コーラスやオーケストラといったシンフォニックサウンドが伴奏を務め、クライマックスにふさわしい悲壮な哀愁を漂わせている。「この戦いの向こうに、答えはあるのか。」という本作のキャッチコピーを、今一度深く考えさせてくれる一曲である。

ACシリーズは曲名は英語で統一されていますが、どれも素敵なネーミングセンスでいいですね。かっこいい。