Rayarkがおくるピアノロール型音楽ゲーム・Deemoより、
V.K作曲、『Reflection (Mirror Night)』。初期の収録曲の一つ。
Cytusで知られる台湾のデベロッパー・Rayarkの代表作である本作。空から降ってきた少女を空へ返すために、ピアノの音色を糧に成長する不思議な木を育てていくことになる。画面の奥から流れるノーツを曲にあわせてタイミングよくタップしたりスライドしたりして、さながらピアノを演奏するような形で攻略していく。どこか儚げな雰囲気が漂うシナリオと、上質なピアノサウンドが織り成すハイブリッドな世界観が特徴で、後にPSVitaやスイッチにも移植されている。
本作の音楽は、オリジナルも版権もいずれもピアノをフィーチャーしたものが揃っている。多数の作曲家たちが参加するなか、特に本作オリジナルの曲を中心に初期から作曲しているV.K氏は、台湾出身の作曲家で、普段はドラマや映画などの音楽を手がけている。本作以前にもCytusにて数多く楽曲を提供していて、本作の音楽性に合致したメロディックなピアノサウンドを提供している。サウンドトラックはオリジナルのものを集めたコレクションや人気曲を厳選して編曲したアレンジアルバムなどが祖納する。
本作では進捗状況に応じて曲が解禁されていく仕組みだが、そのなかでも初期から収録されているものとして、早い段階でプレイ可能なのがこの曲である。ver1.0では『Mirror Night』という題だったが、ver1.2以降は今の曲名『Reflection (Mirror Night)』に改題された。初期収録曲らしくシンプルでキャッチーな旋律が特徴で、後半にかけてストリングスの音色を下敷きにぐっと盛り上がっていく。譜面に関してはBPM85とゆったりとしたテンポであることから、リズムをしっかり押さえれば比較的攻略しやすく、序盤の腕試しにお誂え向きである。
同じくV.Kさんによる『Wings of Piano』と双璧を成すような印象です。フル版と、それから『Wings of Piano』を以下に挙げておきますので、あわせてどうぞ。