VGM格納庫

Video-Game Music Registry:好きなゲーム音楽を隔日更新で紹介します。

#305 『Two Feet and a Heartbeat』(Dave Proctor・Dan Rodrigues/Runbow/WiiU)

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13AM Gamesがおくるパーティアクション・Runbowより、

Dave Proctor・Dan Rodrigues作曲、『Two Feet and a Heartbeat』。

ステージ曲の一つで、意味は意訳で『徒歩』。

カナダのインディーゲームスタジオ・13AM Gamesの代表作にあたる本作。背景の色に応じてギミックが変化する色彩豊かなステージで、レースしたりバトルロイヤルしたりして縦横無尽に駆け回ることになる。「色が変わると世界も変わる」「見えないものは存在しない」をコンセプトに、ステージ各地に点在する色のついた足場や障害物は、一定間隔で切り替わる背景色と同化した際に消えてなくなる仕様となっている。走ってゴールを目指すランモードのほか、生き残りをかけて乱闘を繰り広げるアリーナモードなど、様々な遊びが搭載されていて、オンラインで最大9人までのマルチプレイが楽しめる。後にPCやPS4、スイッチにも移植された。

本作の音楽を担当するのはDave Proctor氏とDan Rodrigues氏。Proctor氏は13AM Gamesのオーディオディレクターで、Rodrigues氏はカナダ出身の作曲家である。本作では、ジャズにアフロビートにボサノバにサーフロック、ジャンルの垣根を越えた古今東西のリズムを組み合わせたパーティサウンドが数多く収録されていて、いずれの楽曲もハチャメチャな雰囲気づくりに大きく貢献している。開始前のカスタマイズ画面で、難易度の設定などとともにステージで流す楽曲を選択できる仕組みになっている。サウンドトラックはデジタル配信のほか、数量限定のレコード盤も存在する。

カスタマイズ画面において、デフォルトに設定されているステージ曲がこの曲である。メニュー画面で流れる『A Scroll in the Park』からピアノをなくし、ブラスを強調することでアップテンポにアレンジしたもので、旋律そのものに内包されるかすかな哀愁を吹き飛ばすほどの軽快でノリのいいスウィングジャズ風の音使いが、本作の作風にぴったりな、躍動的で愉快で陽気な印象を与える。曲名は直訳すると「二本の足と心臓の鼓動」となるが、慣用表現として、車やバスなどを使わず、(人間本来が持つ移動手段として)徒歩で往くことを意味する。

楽しげな雰囲気がものすごくよく表現されていますね。『A Scroll in the Park』もあわせてどうぞ。

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